アトピーって何? 
アトピー性皮膚炎【Atopic
Dermatitis】について
ラテン語のアトポス「奇妙な・訳が分からない」が由来で、
「訳が分からない皮膚の炎症」と呼ばれるアレルギーによる病気の一つです。
病名は1960年にアメリカのザルツバーガーという有名な医師が
日本にはじめて紹介した病気で、それまでは日本では
あまり問題視されていない病気でした。
症状は、からだのある部分に、かゆみのある赤いブツブツができて、かきこわすとジクジクしたり、かさぶたができる湿疹をくり返し起こす病気です。年齢によって、できる場所や湿疹の状態が変わってきます。
●生後2ヶ月~1歳以下
顔、特に耳の下・首の周り・胸などに赤く盛り上がった湿疹ができて、そのうちに湿疹が水をもってジクジクしてきます。頭にかさぶたができることもあります。
●1歳~3歳
顔や頭だけでなく手首や足首にもできるようになり、湿疹もジクジクから乾いてカサカサしたものになってきます。耳切れを起こす子供も多く見られます。
●3歳~
ひじやひざの裏や目の周りに、乾燥してカサカサした赤い湿疹ができたり、湿疹が固まって皮膚がごわごわして盛り上がってきます。手がひびわれることもあります。また、季節によって症状も異なります。
夏・・・汗をかくのでジュクジュクしがち。虫さされをかいているうちに悪化させることも。
冬・・・皮膚が乾燥し粉をふいたようになってかゆみが増します。
アトピーの治療と対策
かゆみを抑える軟膏を塗ったり、アレルゲンが飲食によるものであれば、食べ物を制限したりする治療方法があります。いずれにしても、自己流の治療は行わず、医師に相談してください。
(例えば「アトピー」→卵や牛乳はダメと考えがちですが、卵や牛乳は赤ちゃんにとって、大切な動物性タンパクですから勝手に制限してはいけません。)
●しかし、何よりも大切なのは赤ちゃんの肌を清潔に保つ事です。
(1)よだれや食べ物で汚れやすい顔や手は、こまめに拭くようにしましょう。
(2)毎日入浴さましょう。特に夏は汗をかくので頻繁に入浴させる事が必要です。
(入浴時の注意:石鹸は充分泡立ててさっと軽く洗うようにします。タオルやスポンジでごしごしするのは、肌への刺激が強すぎるので避けましょう。体が温まるとかゆみが増してきますので、湯温は熱過ぎないようにして、長風呂は避けます。)
●赤ちゃんの肌に直接触れるベビー肌着は汗を吸収しやすく・柔らかいもの(綿100%)を選びましょう。
アトピーとベビー肌着
「綿100%のベビー肌着だからアトピーでも大丈夫!」というわけではありません。
洗濯をする際の洗剤や漂白剤が刺激にもなり得ますので、よくすすいで、成分が残らないようにします。
極端な話し、赤ちゃんの衣類は、化学物質を含まない天然石けんで洗濯し、「これでもか!」というくらいすすぎを行うことが望ましいです。「敏感肌にも安心して使える素材」を使ったベビー肌着がありますが、これも同様です。洗濯方法など、取扱を間違ってしまうと、せっかくの素材が意味をなさなくなってしまいます。
ベビー肌着選びと同様に、取扱方法にも気を配る事が重要です。
赤ちゃんに触れる事の多いママの衣類も同様に綿100%をおすすめします。
アトピーと生活環境
・室内を清潔にしましょう(掃除をまめに行う)
・じゅうたんの使用は不可
・カーテンは化学繊維製品を使用し(ほこりがつきにくい)、3ヶ月に一度は洗濯するようにしましょう
・寝室は、日当たりがよく湿気の少ない板張りにし、また、ほこりがたまる原因となりますので、家具はできるだけ置かないようにしましょう
・寝具のカバーには綿100%のものを使用し、まめに干してください
・布団わたは、羽毛等動物製品の使用は避け、化学繊維製品を使用しましょう
・寝室にペットは持ち込んではいけません
・寝室の人の出入りはできるだけ少なくしましょう
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